膀胱炎には「腎仙散」を携帯して
「さっきトイレに行ったばかりなのに、また行きたくなった。」
「おしっこをする時、痛みを感じる。」
「残尿感がある。」
そんな辛い症状が膀胱炎です。
膀胱炎は、便に含まれる大腸菌や皮膚についた雑菌が膀胱粘膜で増殖したため。
普通なら、尿で流される雑菌の増殖で炎症が起きた状態です。
女性は男性よりも尿道が短いため、膀胱炎になりやすいと言われています。
いきなり襲ってくる排尿時の痛み。
そうした症状は、6~8月の夏場に多いとされています。
汗で、尿量が大幅に減少するためです。
つまり、おしっこをしっかり出すことが膀胱炎治療には欠かせないわけです。
おしっこをしっかり出す働きがある膀胱炎の市販の薬。
治療に効果があると認められているのは「腎仙散」です。
「腎仙散」の主成分は漢方の五苓散(ごれいさん)です。
五苓散は、体内の水分の循環を改善して無駄な水分を取り除く作用があります。
利尿効果を持つ代表的な漢方処方が五苓散です。
「腎仙散」は、この五苓散を主成分とし、利尿効果を持つ5つの生薬を配合。
タクシャ、チョレイ、ブクリョウ、ソウジュツ、ケイヒの5つです。
さらに抗菌作用を持つウワウルシなども含んでいます。
急に襲う排尿時の痛みを早く和らげる散剤。
「腎仙散」は1日3回、1回に1包、食間に飲むことで、素早く効いてきます。
(熊本県 はなしのぶさん)